「一緒に遊びましょう」続・黄金の七人 レインボー作戦 つとみさんの映画レビュー(感想・評価)
一緒に遊びましょう
ロッサナ・ポデスタ演じるジョルジャの衣装チェンジが一番の見所だった「黄金の七人」の続編。
オシャレに全フリしたような作風は、制作された年にはさぞ斬新だったことだろう(近年においても斬新だといえるが)。
ある意味でその斬新さのせいかハチャメチャなわけだが、それでもなんとなく楽しい。
その「楽しさ」の秘密が2作目にして分かった。
それは、登場キャラクターが皆楽しそうだからなのだ。
危険なことでも無茶なことでも、なんなら裏切りあっていても彼らは楽しそうだ。コイツらすぐ裏切るからね。もう仲が良いのか悪いのかも分からん。
子どもが友達とふざけあっている姿を見ているようだ。
そう、彼はがやっていることは「遊び」なんだな。
もちろん子どもでは出来ないような「遊び」をしているのだから、多くの人が経験したこともないだろう。それを一緒になってやっているような感覚になる。
「遊び」というのは無駄なことを全力でやることだと思う。人によっては価値のないくだらないことを全力でやる。だから面白い。
全く身にならない彼らの窃盗は正に無駄なことに見えるのだ。
成功も失敗も裏切りも全部楽しそうにする彼らに引っ張られる楽しさがこの作品にはある。
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