エントラップメントのレビュー・感想・評価
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キャサリン推し!
思い出しレビュー44本目。
『エントラップメント』
老練の美術泥棒と美貌の保険会社調査員の駆け引きと恋。
ショーン・コネリーとキャサリン・ゼタ=ジョーンズ、歳の差40歳!
アダルトなムードは漂わせつつも、さすがにそのロマンス模様は見ていてしんどいが、スリリングな怪盗サスペンスとして楽しめる内容になっている。
何と言っても本作は、キャサリン・ゼタ=ジョーンズ推し!
彼女の魅力がこれでもか!と前面に押し出されている。
その最たるは、赤外線レーザーをかいくぐるシーン。
あのしなやかでセクシーな身体、動きに、劇中のショーン御大でなくとも、世の男たちはどれだけまじまじと鑑賞した事か。
そんな彼女がマイケルさんの嫁になり、オスカー女優となり、ちょっと貫禄ある体型にもなろうとは、この時誰が想像出来ただろうか。
凄腕物取りと保険調査の2人がタッグを組んで盗みを働く。しかし本筋は...
凄腕物取りと保険調査の2人がタッグを組んで盗みを働く。しかし本筋は2人のロマンティックな恋模様にある。
ショーンコネリーは腕はピカイチなものの、歳も歳で弱々しさを時折見せる。そんな彼が、タフネスであり、気品もあるゼタさんのセクシー赤外線かい潜り(線がないと前衛ダンスのよう)をまじまじと見つめる様は笑える。
他のスパイ物のように、自信やギラギラ感が薄いため、2人の言動の端に見え隠れする恋慕が心温まる。
最後のショーンコネリーの悲哀の表情はとても引き込まれた。
派手なやりとりはそんなにないものの、どこか好きになれる作品である。
キャサリン・ゼタ・ジョーンズの売出宣伝用映画
総合65点 ( ストーリー:60点|キャスト:70点|演出:70点|ビジュアル:75点|音楽:65点 )
やたらとキャサリン・ゼタ=ジョーンズの魅力を前面に押し出した娯楽恋愛活劇。彼女の魅力を見せるための場面がたくさん用意されていて、宣伝も兼ねているように思える。特にレーザー光線に見立てた赤い糸の間を、しなやかに細身の美しい体を動かす場面は見所。でもその辺りが色々とくどくてやりすぎ感はあるが、初めて観た時には彼女の存在がとりあえず印象付けられた。オードリー・ヘプバーンの昔の映画を現代的にしたような感じも受ける。
相手役のショーン・コネリーは役柄としては合っていたが、年をとりすぎて派手な活劇と恋愛が最早似合わない。あと30歳若ければといったところ。
物語はルパン三世的な漫画っぽいものでありたいしたものではないが、娯楽として割り切ればそれなり。
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