「変化球のシュワちゃん映画、いろいろと強引だけど時代背景込みでこれはこれで楽しめた」エンド・オブ・デイズ スペランカーさんの映画レビュー(感想・評価)
変化球のシュワちゃん映画、いろいろと強引だけど時代背景込みでこれはこれで楽しめた
まず1999年と言う時代背景が懐かしかった。
確か地球は滅亡するとか何とか、大予言的なもので何かと騒がれた年でしたよね。
今思えばそんなことどう考えてもある訳ないのになぁ・・・でも、懐かしいですね、ミレニアム騒動。
そんな時代背景がある中で作られたのが本作と言うことで、まあシュワちゃんは結局何やってもシュワちゃんなんですけど、ちょっと時代背景も加味した変化球な作品でもあった分、シュワファンの間でもかなり賛否両論分かれたようですが、これはこれでオカルトチックな作風でもシュワ映画としてはある種新鮮味もあった印象で、私はまずまず楽しめた作品ではありましたかね。
今まで人間以外でも溶ける金属のアレとかいろいろな敵と戦ってきたシュワちゃんが、とうとう実体の無い悪魔と戦った訳ですから、それだけでもある程度は楽しめる作品だったのではないでしょうか。
サタンに銃器で挑むシュワちゃん、無謀過ぎてビックリです(笑)
でも、シュワちゃんなら許せる、それがシュワちゃんならではの特権ですよね、当然評論家やその類の方々はそうは思わない訳で、いろいろと酷評されたのは致し方ないところですが、オカルト宗教物でもこうも分かり易く楽しめる作品に仕立てしまうシュワちゃん映画は、やっぱり私は好きだな~と、改めて再認識した次第です。
時代の違いもあるのでしょうが、さすがにサタンのCGはチープな画すぎて苦笑いでしたけど。
それとストーリーは相当強引で、いまいち説得力はありませんでしたが、シュワ映画らしくない結末は結構衝撃的でインパクトは大でした!まさかシュワ映画でそう来るとは・・・。
正直、らしくないですよ、でも宗教映画ですから、これはこれで納得。
ただただマシンガンをぶっ放すだけの力業ではないシュワちゃんも、たまにはいいものですね。
全盛期には遠く及ばないものの、アクションも思いのほか見応えあって程々には楽しませてもらいました。
ガブリエル・バーンが演じたサタンも強烈なキャラクターでインパクトありましたね~。
運命の女とセ〇クスする為これだけのコトを起こしているのは傍から見てるとチープだったりもするのですが、恐ろしいぐらいの強さにこれぞ悪魔!そしてエロジジイ!と思わされましたよ(笑)
また誘惑の仕方が凄い、エグイ、やっぱり悪魔だは~と、そこだけは説得力ありましたね。
まあオカルト系映画として見てしまうといろいろと不満も出てくるでしょうが、そこはシュワちゃん映画ですから、変化球のシュワちゃん映画として楽しむのが吉でしょう。
役には合ってなかったけど、久々に見たロビン・タネイ嬢がキュートで、懐かしかったなぁ。