エイジ・オブ・イノセンス 汚れなき情事のレビュー・感想・評価
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ニューヨーク派スコセッシ監督‼️
1870年代のニューヨーク。上流階級の弁護士ニューランドは幼なじみのエレンと再会し恋に落ちる。しかしニューランドには婚約者が、エレンには離婚を承知してくれない夫がいた・・・‼️30年後、妻はもうこの世になく、二人の間に出来た息子がニューランドにエレンがいる場所を知らせてくる。息子は彼と彼女の「秘めたる愛」を知っていた。ニューランドは息子に案内されてエレンの住む家の前に立つ・・・‼️「タクシー・ドライバー」や「レイジング・ブル」のスコセッシ監督作とは思えないほど、クラシカルで格調高いラブ・ストーリーの名作ですね‼️ダニエル・デイ・ルイスやミシェル・ファイファーら役者陣も魅力的で、19世紀のニューヨークを映す流れるようなカメラワークもホントに素晴らしい‼️やはり名匠は何を撮っても上手いですね‼️
募る思い
1870年代のニューヨーク。弁護士ニューランド( ダニエル・デイ= ルイス )と美しい幼馴染の伯爵夫人エレン( ミシェル・ファイファー )。惹かれ合う大人の男女の心情を描く。苦悩に歪むその表情が切なくも美しい。
ニューランドの婚約者メイをウィノナ・ライダーが演じる。
ラストシーンのダニエル・デイ= ルイスの表情がいい。
ーこの閉鎖的な世界
BS-NHKを録画にて鑑賞 (字幕)
格調高いスコセッシ作品
総合80点 ( ストーリー:80点|キャスト:80点|演出:75点|ビジュアル:80点|音楽:75点 )
冒頭はかなり説明的で状況を知らせようとしてくれるのだが、登場人物が多くて相関関係を把握するのに苦労した。
古い上流階級のしきたりと柵に縛られて上手くいかない2人の無垢な純愛が格調高く描かれていた。そんな社会を逸脱することも出来ないままに結局30年も遠く離れて別々に生きていった想いが、もう戻れない儚い物になったと思い知らされるのが寂しく哀しい。なかなか進まない物語に途中でちょっと退屈もあったし、時間の経過と場所の移動についての説明が少なくて分り辛さもあった。しかし本当の心を秘めて生きていった哀愁が伝わってきて余韻が残った。
主演のニューランド役のダニエル・デイ・ルイスはいい演技だった。相手役エレンを演じたミシェル・ファイファーも悪いわけではなかったが、妻のメイ役のウィノナ・ライダーが強く印象に残った。彼女は上流階級の枠の中で平凡に生きている世間知らずな無垢の女のように見えて、実は鋭い感性で夫の本心を知り、それを実は上手く制御していた。妊娠のことを夫よりも先にメイに伝えて彼女の欧州行きを促しているなんてたいした策士だった。彼女は出しゃばらないように目立たないようにでも自分の力で自分の欲しいものを手に入れ、そして策に溺れることもなく強欲に走ることもなく平凡に幸せを手に入れ全うした。ニューランドの寂しさの裏にはメイの幸せがあった。
メイの死でやっと解放されたニューランドには、もう取り戻せない遠い過去だけが残っていた。主人公たちの人生を変えたのはメイであり、実は彼女が影の主人公だった。
激しい描写で有名なスコセッシ監督だが、本作ではかなり控えめで静かな演出で格調高さを見せた。しかしその裏で蠢く上流社会の人の悪意や思惑を織込んでいた。
映像は綺麗で、衣装と建物といった美術が凝っている。それに加えて美しく格調高く撮影しようとする美的感覚に注力しているのがわかる。
きれいな映画だった
はじめは退屈かな?と思って見ていたけど見終わると、とても後味が良い不思議な映画だった
主人公といとこ、
肉体関係までいかなかったのが幸い
婚約者のいとこも、常識があってこそ、ラストは救われた感じだった…
最近みた映画マッチポイントはまさに逆で泥沼になっていくのに、この映画は最後まできれい
晩餐会だとか社交界のルールだとか、けっこう興味深く描かれていて
見てるだけで楽しい。料理とかもたくさんでてきた
結婚を急ぐのに、いざ話がすすむと心揺らぐ主人公に若干いらついたけど
結局はみんなの手のひらで踊っていたとなると
少しかわいそう
でも奥さんも主人公のこと、好きだったんだろうなあ…
映像もきれいで、見終わるといい映画だった
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