裏切(1994)

劇場公開日:

解説

“善と悪”-対照的な性格の双子姉妹に運命を握られた殺し屋の姿を描いたサスペンス。往年のフィルム・ノワールを意識した小粋な筋立てとムードが見どころで、名トランペッター、フレディ・ハバートをフューチャーした音楽も聴きもの。監督はデイヴィッド・ワイレス、製作はロバート・K・マクリーン、脚本はローリー・フィンスター=ニズニック、撮影はヤン・カイザー、音楽はジョージ・ブロンドハイム、美術はマイケル・ジョイ、編集はレンカ・スヴァブ、衣裳はリン・ケリーがそれぞれ担当。主演は「レザボア・ドッグス」のマイケル・マドセン。共演は「ブロードウェイと銃弾」でアカデミー助演女優賞を得たジェニファー・ティリーで、悪女と純真な女を二役で演じ切っている。「ザ・ウォリアーズ」のゲイリー・ビジー、「アイ・ラブ・トラブル」のロバート・ロッジアほか。

1994年製作/アメリカ
原題または英題:Man with a Gun aka Hired for Killing
配給:アスキー
劇場公開日:1996年6月25日

ストーリー

殺し屋ハーディン(マイケル・マドセン)は、組織の幹部ジャック(ゲイリー・ビジー)から、彼の妻レナ(ジェニファー・ティリー)の殺しを依頼される。理由はレナが、組織の秘密である土地の不法取り引きの証拠の入ったディスクを入手し、ゆすりをかけたからだ。ところがハーディンはレナとは不倫の仲。レナは、自分の双子の妹キャシー(ジェニファー・ティリー=二役)を代わりに殺してと頼む。レナの言うままにキャシーを誘拐したハーディンだが、悪女の姉と正反対の純真な彼女を殺せない。ジャックとレナは相前後して二人を追い、逃避行がはじまる。組織のボス、マーカンド(ロバート・ロッジア)は目障りになったジャックを消すことを謀り、ジャックにあごで使われる甥ロイを抱き込む。一方、ハーディンは、キャサリンを安全な場所へ移してから、レナを呼び出す。待ち合わせた倉庫での激しい銃撃戦。レナはロイと追ってきたジャックを射殺。ハーディンは腹を撃たれながら、何とかレナを倒す。ディスクはマーカンドが手にして去り、残されたハーディンはキャシーの面影を抱いて死んだ。

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