劇場公開日 1988年4月16日

「“時代”そのものを感じさせてくれた」ウォール街 KENZO一級建築士事務所さんの映画レビュー(感想・評価)

3.0“時代”そのものを感じさせてくれた

2022年2月17日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

オリバー・ストーン映画は、
この作品も含め
「プラトーン」「7月4日に生まれて」
「JFK」等、何作も鑑賞してきたが、
この映画でも、
金銭欲・出世欲に取り付かれてしまった
主人公の証券マンが、如実に破滅に向かう
という解りやすいストーリーで、
他の作品も含め、全てに共通しているのは、
社会の理不尽さへの憤りを
ストレートに表現出来る能力を持つ監督
のイメージだ。

また、この作品では
東京の証券市場との遣り取りや
寿司の描写から、
ハリウッドにとって日本の映画市場が
まだ中国よりも大きかった頃を
思い出させてくれたが、
ワールドトレードセンターの映像や
日本の立ち位置も含め、
何かとバブル崩壊前の
“時代”そのものを
感じさせる映画でもあった。

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KENZO一級建築士事務所