「強い大統領は好きじゃない」インデペンデンス・デイ kossykossyさんの映画レビュー(感想・評価)
強い大統領は好きじゃない
いきなりのパニック状態はイラクとロシア。そしてアメリカである。このイラクとロシアという国の選択から当時のアメリカ万歳ぶりがすでに窺える。『デイ・アフター・トゥモロー』ではこの映画の反省からか、大統領も死んでしまう設定であるが、イラク戦争という政治的影響がハリウッド大作にも感じられるのも興味深い。
学者であるゴールドブラムが大統領を殴ったことがあるという小ネタはよかったけど、秒読みが開始されてるのにホワイトハウスへ行けたことが納得できない。総攻撃まで25分後ですもん。
エリア51の謎はもっと慎重に扱ってほしいところです。こんな宇宙人がいっぱいいると、エイリアン嫌いに陥りそうです。ただ、10年前にエイリアンに拉致されたという酔っ払いのラッセル・ケイス(ランディ・クエイド)がいい味付けになっていました。だけど結局は玉砕精神。
戦闘機に乗ってたという設定はアリかもしれないけど、大統領が乗っちゃまずいでしょう。この辺りが完璧なるアメリカ万歳映画。細かいツッコミもいっぱいあるけれどもここが一番ダメなところ。まぁ、あれだけ巨大なUFOという斬新な映像だけが印象に残る・・・
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