劇場公開日 1984年7月7日

「ナイトクラブ「オビワン」」インディ・ジョーンズ 魔宮の伝説 野川新栄さんの映画レビュー(感想・評価)

4.5ナイトクラブ「オビワン」

2023年8月4日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

楽しい

怖い

興奮

過去数回鑑賞
『インディ・ジョーンズ』シリーズ最高傑作
ハラハラドキドキの連続
スリル満点
痛快娯楽冒険活劇
居眠りなんてあり得ない
それはきっと極度の寝不足だろう

監督は『激突!』『ジョーズ』『E.T.』『ジュラシック・パーク』『シンドラーのリスト』『プライベート・ライアン』『マイノリティ・リポート』『ターミナル』『ウエスト・サイド・ストーリー(2021年)』のスティーブン・スピルバーグ
脚本は『アメリカン・グラフィティ』『ハワード・ザ・ダック 暗黒魔王の陰謀』のウィラード・ハイク&グロリア・カッツ夫妻

お宝を求めて世界を股にかける考古学者インディ・ジョーンズ
上海のナイトクラブで公演活動していたアメリカ出身の金髪白人歌手ウィリーはインディと中国マフィアのトラブルに巻き込まれてしまう
インディの友達でヤンキースの帽子を被った中国少年ショート・ラウンドと共に逃亡することに
中国マフィアの航空会社の飛行機で逃げ延びたものの燃料は無くなり操縦士と副操縦士はパラシュートで逃亡
インディら3人はゴムボートで脱出
雪山を滑り川に着水し流れついたのはインドの寂れた村
村長の依頼を引き受け宗教団体に拐われた子供たちを救出するため宮殿に向かう3人
あと村にとってとても大切な神秘の力も持つ石を取り返すために

やっぱりインディと言えばトロッコアドベンチャー
『ドンキーコング』のアレや『ネプリーグ』のアレの元ネタなんだろうけどなんであんなにハラハラドキドキするんだろうか不思議

前作に比べかなりコミカルになった
もちろん大歓迎
キー・ホイ・クァン演じるショート・ラウンドとケイト・キャプショー演じたウィリーの存在が大きい
特にケイトがコメディーリリーフの役割を果たしている
のちにスピルバーグ監督の妻になるわけだが自分はつい最近それを知った
象に乗る時にお尻を前に向けてしまうところは笑いどころのひとつでいやらしさは皆無だがスピルバーグの象さんはパオーンとなってしまったのかもしれない

ただラブラブになるのは若干早かった気がする
『幸福の黄色いハンカチ』の若者2人なんて最後の最後だ
炎から救出するあたりから2人の愛は燃え上がった方が良かった

ゲテモノのフルコースも見どころ
猿の脳味噌のシャーベットは少年時代から強く記憶に刻まれた
インドにはそんな食文化はないと抗議をするシャレのわからない無粋はすっこんでろと逆に抗議したくなる
多少のグロはご愛嬌
ファンタジーはなんでもありなんですよ
それをいっさい受け入れない頭が硬い連中とは根本的に好みが合わないからレビュー読んでも参考にならないね
Wiki見てたらいちいちうるせーよバカと言い放った自分は自由主義者のようだ
やたら規制を求める愛国者や左翼とは相性がとことん悪いようだ

吊り橋の決戦もなかなかのクライマックス

前作もそうだがスターウォーズ絡みの小ネタあり
そういう遊び心は嫌いじゃない

あと翻訳はカリだけど正しくはカーリーだと思う
それにしてもとんでもない残虐な女神だな
ていうか神というより悪魔そのもの

野川新栄