今そこにある危機のレビュー・感想・評価
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結末は中途半端
総合75点 ( ストーリー:75点|キャスト:70点|演出:75点|ビジュアル:75点|音楽:65点 )
大統領とその部下たちとさらにその部下たち・麻薬組織の首領とその部下たちという、国をまたいだ組織間にいる人々のそれぞれの立場が複雑に絡み合っていて、色んな思惑が蠢いていてそれぞれに暗躍している。その思惑のぶつかり合いと陰謀の行方に興味をそそられた。登場人物が多くてややこしいが、本格派のトム・クランシー原作らしくしっかりと設定が作られていた。
映像のほうの空港からの車両の襲撃の場面は本格的だったし、F18の爆撃・麻薬王との交渉とその後の戦いは迫力と緊張感があった。
結末は中途半端に終わってしまった。証言だけではどうなるのかわからない。もしかしたら妨害を受けるのかもしれないし暗殺をされるかもしれない。思ったとおりの結果が得られない可能性は十分ある。
それに特殊部隊をわざわざ売り渡さなくても普通に作戦を中止して引き上げればいいと思うのだが、なぜあのように取引のネタにするのか疑問だった。
政治がメインならそこの駆引が見たかった
麻薬カルテル撲滅運動に参加する事になった男の話。
組織相手のアクションのような概要ですが、政治的な話がメインです。
政治的な話がメインの割には主人公はすぐに短気を起こすのでイマイチ何がしたい映画なのかがわからないです。
よかった
要人を運ぶ車が路地に追い込まれて屋上からマシンガンやロケット砲で襲われる場面はすごかった。
ジャック・ライアンが自ら乗り込んで捕虜を救出する身の張り方もよかった。ウィレム・デフォーは同級生の高橋君に似ていることに気づいた。
パソコンの表現がウィンドウズ95以前でどこか牧歌的だった。
ギャングのボスが自宅でバッティングセンターやボウリング場を所持していて、部下を付き合わせているところがジャイアンのようで可愛らしかった。
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