劇場公開日 2021年6月4日

「【貴重な体験だった、古臭い難しい...でもこれこそ映画体験のような気もします】」田舎司祭の日記 雪国の離島の生まれ、山裾育ちさんの映画レビュー(感想・評価)

2.0【貴重な体験だった、古臭い難しい...でもこれこそ映画体験のような気もします】

2025年5月25日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

難しい

癒される

※評価点は客観的にはとても現代の映画に見慣れた人には無理な映画なのでそういう評価です
「映像のポエジア ――刻印された時間 (ちくま学芸文庫)」を読んでいてタルコフスキーが黒澤明より誰よりもブレッソンを数度絶賛していて、観た事なくてへぇそんなに褒めるんだというのと文脈からするとベルイマンっぽいので、こりゃ取っつき難いだろうと想定していたが予想通りだった、しかしまっすぐな主人公とその苦悩はキリスト教をバッサリ背景からぶった切ってもなんとか普遍性が維持されうるものだったので、ベルイマンのそれほど違和感は無く、まぁ福田恒存じゃないけど誤読なんだろうね、我慢して何度か中断しながらなんとか見終えたが....終盤の怒涛の展開に中二病みたいな(誤読ですよね)主人公が表情が急にキチンと凸凹が出てあげくに友達の家で最期に話しかけるシーン、友達の手紙が読まれるラストとよくぞここまで引っ張った我慢させてこれか!という感動、おそらく映画館だったら耐えられないないしは寝ちゃうよなこれ途中で、普通じゃない体験を久しぶりさせてもらいまいした。時々は良いなぁこういう映画も。

雪国の離島の生まれ、山裾育ち
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