いとこ同志のレビュー・感想・評価
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気の毒でたまらない
最近、フランス映画をこっそり?楽しんでいます。ヌーヴェルバーグなど、今ひとつよくわかっていないのですが、1950年代後半ぐらいから人気の出始めた映画をよく見ています。
いとこ同志
タイトルの感じと、映画の序盤を見て、甘くて苦い青春ものかと思ってましたが、ラストがかなり厳しかったです。
田舎の純朴で真面目一徹の青年シャルル(ジェラール・ブラン)と大胆で遊び慣れしてる豪奢なアパートに住むポール(ジャン=クロード・ブリアリ)。2人は従兄弟なのだが性格が真逆。同じ試験受けていたんで、同い年なのか。ポールは若い叔父にも見えました。シャルルは家族の了解を得てポールを訪ねて同居をスタート。
ポールに連れて行ってもらったクラブで見かけた美しい女性フロランス(ジュリエット・メニエル)にシャルルはひとめぼれ。
その後、シャルルとフローランスはデートの約束をしたものの、時間の勘違いで会えぬまま。その間、ちゃっかり?、ポールが横恋慕。というより、横から茶々を入れて、よけいなお節介を焼き、フローランスはシャルルに気持ちを残しながら、ポールと同棲することに。(いきなりすぎてびっくりした) フローランスもポールに咄嗟に惹かれたんでしょうか。その辺りがいまいち理解できず。
あんなに勉強したのに、勉強でもポールに負け、恋も実らず、、、気の毒すぎます。ちょっとした間違いで自分で死を招いてしまい。
ポールはどうしようもない、女たらしの遊び人でしたが、それほど嫌な感じではありませんでした。どこか、ひょうひょうとした感じで。
シャルルを演じたジェラール・ブラン、トリュフォーの短編映画「あこがれ」に出演してた人でした。
ちょっと山本太郎入ってるかも。笑
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