「共産主義社会主義全体主義」1984 佐ぶさんの映画レビュー(感想・評価)
共産主義社会主義全体主義
この映画の原作が書かれた頃、イギリスで労働党という共産主義社会主義の政党が政権を握って、イギリスも資本主義を捨てるのか、という時代だった。
今でこそ共産主義は結局は全体主義となり失敗に終わる事を皆知っているが、日本でも1960年代は多くの若者が共産主義に傾倒し共産革命を目指しテロ事件を起こしていた。
つまり、この原作はまだ共産主義が失敗とは思われていない時代にその本質を見抜き書かれたもので、かなり正確に共産主義の行き着く先を推測しており、その先見性は素晴らしい。
映画しか観ていない人は是非原作も読んでみてほしい。
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