「超長期遭難だったとは!」生きてこそ N.riverさんの映画レビュー(感想・評価)
超長期遭難だったとは!
劇場で「雪山の絆」を見逃したため代わりに鑑賞。
そういう人たちがいた、ということは事故ニュースとして知っていたが、
よもやの超長期遭難!
襲い掛かる苦難も映画のようで、
食うか食わぬかにはキリスト教国においてなお大変な決断だったろうし、
無神論者だろうと迫られてどうするのか、想像すらできない。
加えて自力で救助を呼びに行ったというのだからにわかに信じられず
ちょっと想像を超えていて目が離せなかった。
劇場公開は30年前。ヘンにCGに頼ってないため古さを感じない。
つまりオールロケなのだろうが、どこの山で撮ろうと撮影、大変だったのではと。
若く、スポーツマンで、結束あるひとチームが遭難したからこそ助かったのだろうと思う。こうした映画にありがちな、他人同士だからこそ我が、我がで和を乱す悪役がおらずとも緊迫する展開は新鮮だった。
そして平素において突飛な行動をとる人物は煙たがられるが、
イーロンマスクのような、不可能と思えることへ信念持って突き進むクレイジーな人物は、
全体のためにもピンチの場面には必要だよなぁ、とつくづく思わされる。
これぞ多様性。
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