「葡萄は嘲笑?聖なる血?コンコード?」怒りの葡萄 コバヤシマルさんの映画レビュー(感想・評価)
葡萄は嘲笑?聖なる血?コンコード?
内容は1930年の大不況を舞台とした貧乏な家族が希望を求めてルート66を南下する話。リンドバーグが大西洋横断しベイブルースが本塁打王に輝いた少し後の南部アメリカと北部アメリカの見えない壁を感じた作品。見えない壁が移住先でも顕著に見え人間の言葉に出来ない性質を分かりやすくしてくれた作品でした。印象に残った言葉は、主人公のいつもそこに自分が居るという言葉で一種の宗教色も感じました。ひとつ言うならば主人公は、自分が刺されたから相手を顔を潰れるまで叩き殺したら、いけないよなぁ。自業自得だけど自衛国家アメリカぽさが現れて面白かったいい作品でした。
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