「葡萄は出てこなかった」怒りの葡萄 葵須さんの映画レビュー(感想・評価)
葡萄は出てこなかった
搾取される側である労働者の奮闘の話。
最後、トム・ジョードが家族達のいる場所から外に出ていくが、
その後何をなしていくのかが興味をもたせたままで物語は終わりとなる。
視聴者にその後のトム・ジョードを演じて欲しいのかもしれない。
印象に残った言葉は、最初にトム・ジョードと母が会った時の、「人間いびられる
と性根も曲がってくる」という言葉と、最後、ジョードと母が分かれる時の、「人間の
魂はつながっている。俺の魂はどこにでも現れる」というような言葉。
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