「いま観ると、、、」アンタッチャブル Haihaiさんの映画レビュー(感想・評価)
いま観ると、、、
1987年公開、アメリカ映画。
【監督】:ブライアン・デ・パルマ
【脚本】:デヴィッド・マメット
【原作】:エリオット・ネス、オスカー・フレイリー〜
『The Untouchables』
主な配役
【エリオット・ネス】:ケビン・コスナー
【ジム・マローン】:ショーン・コネリー
【ジョージ・ストーン】:アンディ・ガルシア
【アル・カポネ】:ロバート・デ・ニーロ
◆テレビドラマシリーズ終了から11年
テレビドラマは、アメリカで1959年から1963年まで放送されたらしい。
日本でも大人気になり、
私の子ども時代、テレビドラマ版の再放送を楽しみにしていた。
「じー、あーんたっちゃぼー」
から始まる、悪党アル・カポネと正義の味方エリオット・ネスの知恵比べが面白かったのだ。
『特別機動捜査隊』、『大江戸捜査網』など伝説のテレビドラマシリーズは、漏れなく強い影響を受けたと言われている。
◆ショーン・コネリー
『007シリーズ』ジェームズ・ボンド役を卒業した後、
ひさびさにショーン・コネリーの良さを思い出させた作品。
アカデミー助演男優賞を受賞した。
◆アル・カポネとエリオット・ネス
夢を壊される気分だが、後年語られているように、
エリオット・ネスは晩年経済的に困窮して『The Untouchables』を執筆した。
内容的に虚構が多く、本作は史実を基にしたフィクションだ。
実際にエリオット・ネスのチームは10人以上所属していたが、殉職者はひとりもいない。
ネスが結婚したのは、アル・カポネ逮捕後とのこと。
だとしても!(笑)
映画として面白いのであれば、
それは正義だと思う。
◆まとめ
本作の数日前に『大脱走』を観たが、
古さを感じなかった。
本作は、
いま観ると、、、古臭く感じた。
駅での銃撃戦(乳母車を助けるシーン)など、
公開時はスローモーションに、ハラハラドキドキしたのだが、いまはあまり何も感じなかった。
悪者がビルから落下するシーンに至っては、
1987年だったら、もう少しなんとかならなかったのか?と感じてしまった。
ケビン・コスナーも、
アンディ・ガルシアも、
ショーン・コネリーも、
みなカッコいいのだが、古臭く感じる。
『ゴッドファーザー』は古臭く感じない。
撮影技術云々というより、
脚本(ストーリー、キャラクター設定、セリフ)と演技力の差を感じた。
また観たいとはなりにくい。
☆3.0
