劇場公開日 1987年10月3日

「前評判倒れ、娯楽性に欠けていると思う」アンタッチャブル うそつきカモメさんの映画レビュー(感想・評価)

3.0前評判倒れ、娯楽性に欠けていると思う

2021年8月24日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

有名な、階段を転げ落ちる乳母車の背景で、銃の乱射が起き、スローモーションで人がバタバタ死んでいくシーン。
それから、役作りで太ったデ・ニーロが、バットで人を殴り殺すシーン。
その他、割と冷徹に人が死んでいきますが、主役のケビン・コスナーに何とも言えない薄笑いが消えないのと、ショーン・コネリーが悪役顔なのに主役のサポート役というミスマッチで、正義のアンタッチャブルがちっとも強そうに見えないんですよね。そして、緊張感が足りないというか。

禁酒法。イタリアン・マフィア。アル・カポネ。ショウビジネス。いくらでも取り上げるに足る題材がごろごろ転がっているような、映画にするのに、宝物のような時代背景を、最高のキャストと、最高の演出で、映画にしたら、駄作だったという、デ・パルマの無能を証明された作品。

2017.7.10

うそつきカモメ