アンジップトのレビュー・感想・評価
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スーパーモデル大集合
モノトーンで荒れた粒子のフィルム。
監督は元写真家だそうだ。
そして撮影チームは誰かしらと調べれば うち一人はあのジム・ジャームッシュ「コーヒー&シガレッツ」のエレン・キュラスです。納得。
ショーのためのデザインに苦労するアイザック・ミズラヒ。
彼のグレーな心象風景から、突然一転してのあの鮮やかなランウェイシーンへの転換には、見ている僕も思わず快哉を上げて立ち上がりたくなりました。
尺も短めでちょうどよく、
我が子の大成を喜ぶお母さんのインタビューも温かいです。
母親の財布からお金をちょろまかしてそのお金で生地を買っていたというアイザック少年。初のショーで息子の才能に声を上げて泣いたママ。
この母にしてこの子ですよね。
そしてポップなアイザック・ミズラヒとモデルたちの掛け合いがこの映画の見所。
ステージに紗の幕を張ってスーパーモデルたちの表の顔、そして裏の顔を見せちゃう演出もなかなか。彼女たちのガンの飛ばし合いやピリピリしたさや当てには興味が尽きない。
ファッションブランドの映画はたくさんありますがモデルたちの人となりにより多くのウエイトを置いているのも珍しいと思います。
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バブル華やかかりし頃、
タイムズ・スクエアには日本企業のロゴサインが夜空を彩っていた頃の映画。
ご機嫌なサウンド・トラックの〆はピチカート・ファイヴというおまけ付き。
わがままを言わせてもらえば、ドキュメンタリーなのですからモデルや出演ゲスト、そしてゴージャスなコレクションの招待客に「字幕で名前」を出してくれるとミーハーな僕は嬉しいんですけれどね。
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