劇場公開日 1981年1月31日

「麗しいジェーンシーモア」ある日どこかで 重さんの映画レビュー(感想・評価)

5.0麗しいジェーンシーモア

2021年2月12日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

リチャードマシスン原作脚本によるSFラブストーリー。クリストファーリーブ扮する劇作家リチャードコリアーのところへ突然老婦人が寄って来て、金時計を渡しながら帰って来てと言う場面から始まる。8年後、リチャードはたまたま立ち寄ったグランドホテルの歴史展示室で見たジェーンシーモア扮する女優エリーズマッケナの写真が何故か頭から離れなかった。テーマは自己暗示によるタイムトラベル。思えばそれが現実になる。実行出来ればさぞや楽しいだろうね。68年もさかのぼっての初めての出会い。それは麗しい女優さんとならばいつの時代でもいいよね。うらやましい限りだ。自分ならまた元の時代に戻れるか不安になるが、野暮な心配は無用だな。昔の場面は、若干のセピアカラーで凝っていたね。
女優を一瞥で虜にしてしまうリチャードだが、ミスキャストとは言わないもののクリストファーリーブは体格が立派で首が太いからどうしてもスーパーマンとしか見えないのが残念だったけど、麗しいジェーンシーモアに魅了されたのでまあ良しとしよう。
いずれにしても切ないが、男性の夢が実現された映画としてとても楽しめたよ。吹き替え版は初めて観たが、違和感無かったよ。

重