劇場公開日 1985年2月

「映画ならではの贅沢で豊穣な作品」アマデウス 星のナターシャnovaさんの映画レビュー(感想・評価)

5.0映画ならではの贅沢で豊穣な作品

2024年6月13日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

怖い

興奮

知的

以前にレンタルで観たときは、サリエリのエイブラハムが凄い!
と思ったけど、今回映画館で観たらモーツァルトを演じた
トム・ハリスの後半の徐々に憔悴してゆく演技も良かった!

映像的には、お金のかけ方も桁違いだろうけど
宮廷や貴族の館の豪華絢爛さ、華やかさ!

何より、クラシックにはそれ程詳しくは無い私が
モーツァルトのオペラをちゃんと観てみたい!!
と思わせる程の、舞台と音楽の再現の半端なさ!!!

余りに常軌を逸脱した人物であり、
自分をバカにしていると解っていながら
実は誰よりもモーツァルトの才能の素晴らしさを見抜いていた
サリエリの葛藤が、とにかく切ない。
誰よりも自分自信がモーツァルトのファンであり、
最初は陰謀のために利用しようとしたレクイエムを
最後は陰謀の為では無く純粋にその完成曲を
聴きたかったのでは無いか?
そう思うとサリエリの心情は余りに哀しく
現代のモーツァルトファンにも通じるモノがあるように思います。

凄かった!!
時間があればもう一回観たい!!

アマデウス ディレクターズ・カット版の感想をこちらにも転記。
「午前十時の映画祭15」へのリクエストに1票入れました。

星のナターシャnova