「追悼ジム・ラヴェル」アポロ13 image_taroさんの映画レビュー(感想・評価)
追悼ジム・ラヴェル
アポロ13号の船長を務めたジム・ラヴェルが逝去したとのニュースを読んだのをきっかけに、久しぶりに鑑賞して、これを書いている。
公開当時から好きな作品で、何度観ても最後には目頭が熱くなるが、帰還できるのが分かっていてもやはりハラハラするし、観ていて不安でいっぱいになるということは、ドラマとしてのクオリティが高いからに違いない。
メインの3人の役者のパフォーマンスが上々なのはもちろんだが、私はこれが主役ではなくてもエド・ハリスの代表作のひとつなのではないかと思っていて、特に大気圏突入後にやっと無線に応答があった後の彼の演技に、毎回ひどく心臓を鷲掴みされる気がするのだ。無事帰還して歓喜の声に沸き立つ周囲と対照的な表情を見せるあの演技は、誰にでも出来るわけではない。本当に素晴らしいし、本作のハイライトのひとつだと思う。
コメントする