アナライズ・ミーのレビュー・感想・評価
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デ・ニーロの良さを引き出す脚本が大当たり。
1999年公開。米・豪合作のコメディ。
監督と脚本は、ハロルド・ライミス
ロバート・デ・ニーロ、ビリー・クリスタル出演。
ロバート・デ・ニーロは、マフィアの2代目ボスであるポール・ヴィッティを演じる。
ヴィッティは、心身の不調を感じており、ビリー・クリスタルが演じる分析医ベン・ソベル医師のもとに強引に押し掛ける。
ボスのプライドから、「友人の話」として相談を持ち掛けるヴィッティだが、ソベルはヴィッティ本人の悩みだと見抜いてしまう。
ヴィッティは、すっかりソベルに心酔し頼りまくることになる。
ソベルの旅行先や、結婚式の最中にも遠慮なくやってくるヴィッティと子分たち。
そのドタバタが繰り返される。
バイオレンスシーンやベッドシーンもあるのだが、
コメディ色が強め。
マフィアと分析医の異色のバディものだ。
展開に意外性などはなく、安心して見ることができる。
ロバート・デ・ニーロの存在感は圧倒的で、
◆緊張と緩和のメリハリ
◆強面ボスとチャーミングな笑顔の落差
彼の良さが出やすい脚本が大当たりだが、
一方では、
彼が登場しないシーンとの落差がすごい(笑)
ラストのトニー・ベネット本人登場が良かったのと、
娯楽作品として良く仕上がっているので、
☆3.0
ロバート・デ・ニーロが凄すぎなんですが・・・
トラウマに悩むマフィアと、その主治医となった精神科医のドタバタを描く物語。
ロバート・デ・ニーロが主演するコメディ映画です。
マフィアのドンがハマり役のデ・ニーロが、コメディにチャレンジする・・・それがこの映画のウリなんでしょうね。
かなり古い話で恐縮ですが、田村正和が主演したTVドラマ「パパはニュースキャスター」のようなミスマッチの面白みを描きたかったのでしょう。
ただ、この点では失敗だったように感じます。
デ・ニーロの迫力が全てに勝り、コメディ要素を全て打ち消します。
このような作品を作るのであれば、デ・ニーロはもっと弱く設定した方が良いように思います。そして、破天荒な精神科医に振り回される・・・みたいな。
上述の「パパはニュースキャスター」は、田村正和の魅力も魅せながら、それを上回るパワーを持った恵たちに振り回されるのが面白みでした。
この作品でも、精神科医の子供をもっと幼くして、話のけん引役にしても良かったかもしれません。
それでも、主役二人の掛け合いは面白く、デ・ニーロの魅力もしっかり。
私的評価は普通にしました。
一般人とマフィアの常識の違いがコメディさを際立たせていて楽しい一作...
一般人とマフィアの常識の違いがコメディさを際立たせていて楽しい一作
コメディ以外にも友情やトラウマに向き合うことの大変さや辛さなども描かれていてグッとくる場面もあるよ
少しだけど
古い作品だけど十分に楽しめるよ
ロバート・デ・ニーロ:津嘉山正種
ロバート・デ・ニーロはシリアスからコメディーまでこなせるマルチな名優である事を実感した。ヤクザ映画は嫌いだがロバート・デ・ニーロは何故か許せる。それだけジェントルマンな役者だからだと思う。
恐いデニーロが見たかった
よくできたお話で、最後まで一気に見れました。
ビリー・クリスタルの自然体な演技は、抑制が効いていて、物おじしない、それでいて、心の底から恐ろしいと思っている感じがして、普通の人が暴力沙汰に巻き込まれた時のリアルさがにじみ出ています。
デニーロの演技もさすが。「ゴッド・ファーザー」のセルフ・パロディでもなく、マフィアのキャラクターを自分のものにしています。
ただ、唯一残念だったのは、デニーロが、活躍するシーンがひとつもなかったこと。本当は、みんなが一目置く、とんでもなく怖いマフィアの親分のはずなのに、人間臭い、臆病で、泣き虫のオヤジだったことだけが強調され、デニーロの凄みが発揮されないまま映画が終わってしまったことです。
2017.12.25
パニック障害になってしまったマフィアのボスと精神科医の話。普段は悪...
パニック障害になってしまったマフィアのボスと精神科医の話。普段は悪ぶっているマフィアのボスがいきなり泣き出したり弱気になる姿は観ていて見た目とちぐはぐで本当に面白い!その障害を通して関わる医師とボスの友情もよかったし、周りのキャラクターも味があって面白かった。
恐怖と笑いのデニーロ堪能
マフィアとコメディを見事に融合させた楽しい作品。
恐怖のデニーロとおもろいデニーロを堪能できるわけで、皆がステレオタイプのように思い描いているデニーロはこの映画の中にあるような気がした。
リアリティーもなく話もとんとん拍子で進んでいくけれど、それ故の爽快感でこの劇映画を十二分に楽しめた。
自ら『ゴッドファーザー』をパロディにした場面もあり、マフィアへの...
自ら『ゴッドファーザー』をパロディにした場面もあり、マフィアへの風刺をも描いた痛快なコメディ。かなり笑える部分があるのだが、チグハグなところも多い。どちらかというとフランスのコメディ映画のテンポに似てるような・・・真顔の演技で笑いをとる俳優さんたちは大好きです。やはりビリー・クリスタルが最高かなぁ。ジョー・ヴィテレリ演ずるジェリーもしゃべらないが面白い。
終わってみても、こういう映画ならもっと笑いをとる場面をいっぱい作って欲しいと不満が残った(終盤のマフィアの会合でのスピーチは面白い)。アクションにも徹してないのが残念なところ。
上質かつ滑稽なマフィアコメディ。
気難しいマフィアの世界に平凡で消極的なバツイチアナライザーが巻き込まれる…というストーリー。個人的に、渋いマフィア映画では語られない"マフィア達のおバカでキュートな一面"が観れて、とてもほっこりしました笑
デニーロ氏についてはもう言うまでもないです。
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