アダムス・ファミリー(1991)のレビュー・感想・評価
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コミカルお化け一家!
"アダムス・ファミリー" シリーズ第1作。
"金曜ロードショー" で久しぶりの鑑賞。
子供の頃に観て以来。本当に懐かしかったです。
キャラ立ちまくりなお化け一家、演者のハマり具合が秀逸過ぎて、「キャスティングした人天才かよ」と思いました。
ゴシックな雰囲気を醸し出す、隙の無い美術やセットも見事で、独特のユニークな世界観に最後まで引き込まれました。
一応ホラー・コメディーだけど、怖さは皆無。ブラックな笑いがことごとくツボに入って来て、とても面白かったです。
[余談]
ホームドラマの側面を持っているのも魅力的でした。
一族の歴史を重んじ、家族の絆を何よりも大切にする。
誰もが共感出来る普遍的な要素を内包していることも、本作が愛されている理由のひとつかもしれないと思いました。
※修正(2024/03/03)
アダムス家、言うこと全部おかしくて、可笑しくて。 「足の指の数だっ...
アダムス家、言うこと全部おかしくて、可笑しくて。
「足の指の数だったじゃないか」で11だったり。
「黒い影が忍び寄る」と言われて「息子か」と返したり。
最高だった。ハマった!
ちょっと奇妙でハートフルなオバケ家族
公開は1991年。って事は、もう30年も前!
驚くなかれ。実は、一度もきちんと見た事無い。
CGアニメ版がレンタルになった事だし、併せて見てみようかと。
とは言え、設定や登場キャラは知っている。
勿論、あの音楽も。
♪ジャジャジャジャン!
とある町に普通の家々に混じって建つ豪邸。
ところが、住んでいるのは普通の人間ではなく、そう、オバケ家族だったのです…!
ゴメズとモーティシアの夫妻、ウェンズデーとパグズリーの姉弟、祖母のグラリー、フランケンシュタインの怪物みたいな使用人のラーチ、そして“ハンド”。
オバケ一家だからと言って決して危害を加えたりはしない。ゴルフで隣家の判事の家の窓をしょっちゅう割るけど…。
ちょっと奇妙だけど、優雅に平和に暮らしている。
…しかし、当主のゴメズには長年心配事が。
それは、25年前失踪した兄フェスター…。
莫大な財産を持つアダムス家。
それを狙う顧問の悪徳弁護士アルフォードは、高利貸しのクレイブン夫人と組んで、ある作戦を企む。
夫人の息子ゴードンがフェスターに瓜二つ。
その日はアダムス家で降霊会の日。フェスターが帰ってきた=つまり、ゴードンがまんまと潜入に成功。隠し金庫の在処を探るのだが…。
よくぞ集めた個性派、クセ者揃い。
皆々がベスト・オブなくらいハマり役。キャスティング・ディレクターは偉い!
愛の会話はいつも異常な時で。アンジェリカ・ヒューストンとラウル・ジュリア。
冷めたクリスティナ・リッチ。ラスト、ある人物たちが棺桶に入り、弟が「まだ生きてる」に対し、「それ、重要?」の台詞がウケた。
でも、キャストで儲け役はやはり、クリストファー・ロイドだろう。
フェスターが帰ってきたと喜ぶアダムス家。
しかし、偽物は偽物。次第にボロが出始め、怪しまれる。
が、見た目とは裏腹に優しきアダムス家との交流に居心地を感じ始める。ゴードンも元々変人…?
痺れを切らしたクレイブン夫人とアルフォードが強行手段に。
危うし、アダムス家…!
後に『MIB』を大ヒットさせるバリー・ソネンフェルドの監督デビュー作。何処か通じる風変わりな世界観はここからかも。
ゴシックな美術は見所の一つ。
ブラックな笑いはたっぷり。
ホラーの括りにもされてるけど、正直全然怖くない。
けど、
偽物フェスターだと思われていたゴードン。
何と!実は本物のフェスターだった!
最後の最後で家族が一緒に。
オバケ一家がハートフルに魅せる、ファミリー・ムービー!
そして、新たなベイビー誕生…!
ブラックコメディものだけれど、孤独な人間が新しい家族に受け入れられ...
ブラックコメディものだけれど、孤独な人間が新しい家族に受け入れられる展開が微笑ましかったです。
鬼太郎に出てくる妖怪たちのように楽しいお化けたちだなと感じました。
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