「少年の思春期の頃」あこがれ(1957) kakerikoさんの映画レビュー(感想・評価)
少年の思春期の頃
30分に満たない短編ものですが、フランソワ・トリュフォー監督の初期の素晴らしい作品だと思います。美しい年上の女性に対する恋慕。恋に目覚めた少年のいらだちが伝わってきます。誰もが通る道だから心情がぐっと入ってきますね。冒頭から木漏れ日の中を自転車で颯爽とこぐ女性を少年たちが無心に追いかけていくシーンを始め、印象的な映像が多い。白黒なのに、なぜか鮮明な光を感じられる作品。
コメントする