悪魔のような女(1996)のレビュー・感想・評価
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悪魔のような女は誰?
学園の校長(イザベル・アジャーニ)と理事長(チャズ・パルミンテリ)は夫婦、理事長は美人の教師(シャロン・ストーン)と妻公認の浮気中。
理事長がひどい男なので、妻と愛人が結託して殺してしまう。
しかし女刑事(キャシー・ベイツ)が現れ・・・。
イザベル・アジャーニはアメリカでは生かされていないなぁ。
シャロン・ストーンとイザベル・アジャーニの競演+キャシー・ベイツ
オリジナルは未見ですが、ストーリーはサスペンス・スリラーの王道を行くもので、今となっては使い古された感もあり、悪女ぶりがそれほどでもなかったストーンによってイマイチ。むしろイザベル・アジャーニのコケティッシュな部分に惹かれてしまいそう。
自分が両親から受け継いだ全寮制男子校を夫に取られるのは許せなくなり、別れることも考えていた校長のミア(アジャーニ)。その夫と浮気も公認だったニコル(ストーン)はミアともレズビアンの関係だったが、彼女の勧めで夫の殺害計画を企てる。ニコルの自宅のバスで窒息死させ、死体を学校のプールに沈めるという計画は上手くいったように思えたが、死体がなかなか浮かんでこなかった。やがて教師たちによってプールの水を抜いてもらったが、やっぱり死体は消え去っていたのだ・・・
誰が死体を持ち去った?もしか、夫は生きているのでは?と恐怖におののくミア。なんとかなだめようとするニコル。そして不審に感じた元刑事の女探偵(ベイツ)が行方不明の夫をの査を始めるといった展開だ。
細かな点で犯人がわかりやすくなってしまい、ドキドキ感は全くない。エロチック・サスペンスが全盛の90年代の中にあっても、他作品に見劣りしてしまう。もともと心臓が弱いというミアの繊細さは伝わってくるけど、それも生かし切れてなかったなぁ。欲を言えば、ミアの浴室を覗き見していた生徒をうまく使ってほしかった。
ありがちな殺人ストーリー
ありがちな殺人ストーリー。それ以上でもそれ以下でもない。もう少し容疑者を増やすなどの工夫が欲しい所。もしくは、容疑者を特定できる状態で話を進めたいのなら、もっと殺人犯の心理描写を丁寧に描くなどして緊迫感を出してほしかった。
ていうか、よく見たらタイトルで犯人をばらしてるし。
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