愛は霧のかなたにのレビュー・感想・評価
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フォッシー
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シャラーの本だけを頼りに、博士と連絡をとりながら調査するフォッシー。フォッシーは絶滅の危機にあるマウンテン・ゴリラの生態もほとんどわからないし、密猟者の存在も知らなかった。ましてや内戦の続く不安定な国であることも忘れがちになって、コンゴから追放処分、ガイドのセンバガーレとも別れてしまう。一旦は諦めかけた彼女だが、ルワンダ側からコンゴ国境に向かう。
バトワ族だって生活がある。政府だって外貨が欲しい。様々な問題も絡んできて、1973年のワシントン条約締結までは悲しい思いをしなければならなかった。
終盤、ゴリラを殺されすぎて、あたかも魔女のような異常な行動までとることになったフォッシーだが、下界から離れているとこうなってしまうのかもしれませんね。「頭を取るなんて酷い」と頼れるセンバガーレに泣きじゃくるシーンは泣けます。結局、自殺(?)してしまうフォッシーだけど、彼女が残した功績は大きかった。
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