愛は霧のかなたにのレビュー・感想・評価
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欧米的な動物愛護精神への疑問
行き過ぎた動物愛護を押し付ける欧米的価値観は問題点が多すぎることを伝えたいのであれば逆説的な解釈として良い映画だとおもうが、おそらくそうではないのだろう
前半で軍事政権によって追い立てられたことと同じことを現地住民に行っている矛盾は動物保護の目的で片付けて良い問題ではない
他国における現地慣習、風土、生活を考えることがまずは優先すべき事項であり、そのなかでの共存方法を選択肢として探ることがひいては目的である動物保護につながるはずだし、それをわからないまま一方的な価値観を貫くことに正義を振りかざすのはまさに欧米の侵略の歴史をなぞるものではないか
ということを考えさせられた意味では良作ポンコツ映画の部類だろうな
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