「“Understand!“,“Yes, sir!“ 主人公補正が酷い」愛と青春の旅だち アキ爺さんの映画レビュー(感想・評価)
“Understand!“,“Yes, sir!“ 主人公補正が酷い
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映画好きを名乗るなら昔の映画も観とかねば。と思って観に行った午前10時の映画祭。こりゃ、観なくて良かったかも。
とりあえずリチャード・ギアの主人公補正っぷりが酷い。アスレチックを掻い潜るやつで新記録出すとか言ってたけど、あの体つきじゃ全くもって説得力がない。もうちょっと身体鍛えとこうよ。もうホント見事な主人公補正っぷりです。黒人の教官もタルタルで蹴りとか全くキレないし。プールで溺れた生徒へのマウス・トゥ・マウスもやり方適当だったなぁ。こんなんでアカデミー賞とかいい時代だったんだろうなぁっと思います。
士官学校のトレーニングも実際あんなに甘い物ではないでしょう。教官の口が悪い所以外は観てて逆に楽しそうじゃね?っと思ってしまいました。実際はとんでもなく大変な事をやってると思うのですが、映画では全然伝わってこない。確かに映画は作り物ですけど、それでもある程度のリアリティって大事ではないでしょうか?
恋愛のストーリーもあれ最後工場に向かえ行ってお姫様抱っこで終わりましたが、あの後ザックとポーラが例え結婚したとしてもザックのあの性格じゃ全くもって幸せな未来が待ってなさそうです。
逆にリネットは残念な終わり方だったのですが、次の新入生捕まえてそれなりに幸せになってそう。ある意味目的もしっかりしてるし、シドの不幸もネタにできそうな逞しさを感じました。シドは憐れとしか言いようがないですけどね。
そんなこんなで主題歌が良かっただけの作品でした。リアルタイムで観た人以外は楽しめない昔の映画と言った感じでしたね。
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