劇場公開日 1999年7月31日

「いまいちわかんないや」アイズ ワイド シャット はむちん2さんの映画レビュー(感想・評価)

2.0いまいちわかんないや

2023年6月12日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

難しい

Tクルーズの友人らしきピアニストとの会話

・「まだ医者やってんのか?」「昔から言うだろ、一度やったら辞められない」
→ そういう事って多いですよね
・「何で(医師志望を)辞めたのか不思議だったんだ」「途中で投げ出すのが好きなんだ」
→いいですね、個人的に痛快な返事でした

 N.キッドマンはパーティーでスケベおやじの誘いを上手に断っていたけど、このスタートはかなり退屈でした。それはT.クルーズが先輩ドクターのスケベ相手を治療してたから、上品な挨拶とは裏腹に「実は行きずり目的のパーティー」と皮肉めいた点がキューブリックらしいと思ったからです。今回の「らしさ」は合わないかも...と不安になりながら観ていた。

帰宅後「あの娘としたかったの?」とか「昔、私は...」とか部屋で言い争ってるが、結構な時間使ってる。退屈だ。

「どういう最後になるか心配してたのよ。死ぬことより」
先輩ドクター?が亡くなった時に娘さんが言っていた言葉です。どういう人生を歩んできたか...そう捉えることはできる。

娼婦、貸衣装店、タクシードライバーと随所で「金持ち」アピールする主人公。
そして「仮面の時間」は長~い。。。まぁ前半のパーティーと同じく「行きずり」という点は共通してるのでしょうが、何を伝えたいのか私にはわかりません。

 後半はピアノの音を中心にセリフは少なめにし、ジワジワ夜遊びのツケが来る展開は雰囲気あって悪くなかった。

みんな遊んでる。程々にしようね。納得いかないかもしれないけど、お互いバランスが大事だよ。
あるいは、夫婦に隠し事は良くないよ。そんな意味合いなんでしょうか。

テンポは遅めだったので、考えながら観れる余裕はありましたが、今回のキューブリックは「らしい皮肉」があまりわかりませんでした。

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はむちん2