劇場公開日 1949年3月22日

「皆、演技がうますぎる」哀愁 藤崎敬太さんの映画レビュー(感想・評価)

4.0皆、演技がうますぎる

2021年12月3日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

何となく観たBSで連ドラ予約している映画の一つ。

ストーリーは単純だけど、演技が上手いから見入ってしまう。

純粋な2人。幸せになって欲しかったなあ。

とにかく全てのシーンが素晴らしい。マイラの幸せを祝福するキティもいいし、

お坊ちゃん育ちの大尉も、優しくていい奴で、印象深い。

主役のビビアンリーの演技は凄いねえ。娼婦として客の気を引こうとする表情

なんか鳥肌が立ちそうになった。ほんと天使にも悪魔にも見えた。

1940の映画、日本は日中戦争からの第二次大戦の足音が忍び寄る時期。

悲しいかな、大国アメリカの大きさと深さにはかないっこなかった。

藤崎敬太