「「ちゃんぶるー」には、迎え入れるという意味がある」ゴーヤーちゃんぷるー shimoさんの映画レビュー(感想・評価)
「ちゃんぶるー」には、迎え入れるという意味がある
クリックして本文を読む
映画「ゴーヤーちゃんぷるー」(松島哲也監督)から。
タイトルの一部になっている「ちゃんぶるー」は、
「混ぜこぜにする」という意味があることを以前、日記に書いた。
しかし「かき回す」という意味の「カチャーシー」と
イメージが似ていて、なかなか納得のいく理解が出来なかった。
野菜や豆腐に限らず、様々な材料を一緒にして炒め、
「ゴーヤーチャンプルー」「タマナーチャンプルー」などのように
主な材料の名を冠して呼ばれることが多いことは、誰もが知っている。
今回の一言は、物語と合わせて涙が出そうな定義だった。
母役の風吹ジュンさんと娘役の多部未華子さんが、料理するシーン。
2歳の時に置いていかれた娘が訊く。
「ゴーヤーチャンプルーって何でもありだね、何でもいれてジャーって炒めて、
ちゃんぶるーって、どういう意味?」
やっと逢えた嬉しさを隠せない母が答える。
「ゴーヤーだけでは苦くてとても食べれないけれど、
そこにいろいろなものを迎え入れて炒めると、おいしい味になるんだよ。
ちゃんぶるーには、迎え入れるって優しい気持ちがあるわけさぁ」
このシーンは、正直泣けた。
今度「ゴーヤーチャンプルー」食べる時、しみじみ噛みしめようっと・・。
何でも迎え入れるという、優しい気持ちになれたらいいな。
コメントする