「二度目の着信は聞こえづらくなった…」着信アリ2 近大さんの映画レビュー(感想・評価)
二度目の着信は聞こえづらくなった…
死の予告電話はまだ不通になっていなかった…!
ハリウッド・ホラーよろしく、ヒットしたら即続編。
一年前世間を騒がせ、TVの生放送で死者も出た“死の予告電話事件”。
今度は保育士・杏子の周りで同様の事件が…。
が、今回は以前とちょっと違う。携帯を持っていない人も犠牲になり、口から赤い飴玉ではなく黒い石炭が…。
調査していくと、美々子は母親がレイプされて産まれた子。その父親は台湾人。父親はすでに死に、似たような変死。
台湾でも死の予告電話事件があり、その元凶は炭鉱町の一人の少女である事を突き止め…。
前作の主人公・由美や呪いの少女・美々子の事にも触れられ、石橋蓮司演じる刑事の再登場など、前作の後日譚。
それを踏まえつつ、別の話、別の登場人物、別の事件。台湾にまで“通話エリア”が拡がり、新たな呪いの少女“リー・リィー”がキーとなる。
呪いの更なる原点。前作は虐待だったが、今回はリー・リィーへの村人たちによる集団リンチ…。
メインストーリーは若いカップルのラブストーリー。
ミムラの魅力や恐怖演技は悪くない。2人と関わり、死の予告電話事件を追うジャーナリスト役の瀬戸朝香がカッコいい女っぷりを魅せる。
恐怖描写も前作増しで、それなりに悪くない点もあったが…、やはりJホラーの宿命。
中盤~後半の失速。クライマックスの炭鉱内は画面が暗く、グダグダ。
そもそも、何故に台湾…? 当時は韓流ブームじゃなかったっけ…? って言うか、日本でも成り立つ話。
本当に前作とは主軸も話も登場人物も違うので、前作そのままの流れを期待すると、全くの別物。風呂敷を拡げようとして、ビミョーになった典型。
そしてまたもやラストシーン意味不明。
続編機種。
最初は調子良かったが、バージョンアップどころか、よく聞こえづらくなった…ような。
私事ながら、この度のKDDIトラブルと時を同じくして、myスマホにガタが…。
電池パックが謎の膨張し、充電も出来なくなり、このタイミングで機種変した為、手続きに時間が掛かって掛かって…。
まさかこれも呪い…!?