ONE PIECE ワンピース THE MOVIE オマツリ男爵と秘密の島のレビュー・感想・評価
全10件を表示
いつもと違う雰囲気で楽しめた!!
何かいつもと雰囲気やキャラデザが違う、ホラー寄りの回で楽しめました。Fallout3で言えば、ポイントルックアウトのような感じでした。脇役では安原義人さんが特に良かっです。八奈見さんと山本圭子さんも良かったです。
「殴る!勝つ!」のジャンプ……じゃない!
途中から雲行きが怪しくなります。サンジくんが和を乱してましたね。喧嘩ってどっちかが折れないと直らない。
ルフィ、タフすぎる。まぁルフィだからですけど。
なぜかエースを彷彿とさせられましたね。兄弟って似てるんだね。パンチのシーン、ワポル編と同じでしたよね?
最後はルフィの「ニシシ!」で終わったので気持ちよかったです。
ワンピースの名前を借りた細田守の毒が詰まった作品。
正直これがワンピースというジャンプの代表作ではなく、細田守のオリジナル作品ならいくらかマシ・・・というか文句は言わない。
だがワンピースという世界観と物語をベースに、キャラクターと仲間との絆がすでに構築されているのに監督の独断で変な方向に走りまくっていた。
まず麦わらの一味は喧嘩をすることはあるがここまで険悪にならないし、なったとしてもこんなズルズルネチネチ引きずらない。たしかにウォーターセブン編のようにどうしようもない譲れないことがあってぶつかったことはあるが、ナミが事故で離脱したウソップを見捨てたと言って責め立てるのはひどいキャラ変だしちゃんと戻って助けたことに関して怒りが優先されている。こんなのは細田守のオリキャラでも作ってそのキャラにさせておけばいいのになぜワンピースで賢い枠のナミにやらせる?
あとゾロとサンジはたしかに仲が悪いが、ここまでネチネチと酷くはない。やるなら子供の喧嘩並みにボカスカ殴り会うようなギャグで済ませるべき。ここに細田守のお得意のリアルさは必要ない。
しかもサンジがナミに暴言っぽいセリフがあったのはナンセンス。ちゃんと原作を読み込んでいるのかも懐疑的になる。
そしてこんなことになっているのに船長のルフィになにもさせない。ルフィは船長として一味をまとめ上げることが何度も物語であったのに、ギクシャクしている現状を打破させない、ていうかわかってないまま、アフターケアなし、下手したら無能に見える。作り方が下手なのか?と疑うレベル。
そしてこんなに引っ掻き回しておいて最後は敵を倒してふらっと復活した仲間が喧嘩していなかったかのようにな〜んにもなかったかのように仲良く話しながら、満身創痍のルフィに「何寝てんだ?」だと。初見の人が見たらこんな呑気なクルーを見たら嫌いになるぞ?
聞いた話では細田守が自分の体験をストーリーに反映させたとか。現実で起こったチーム崩壊のエピソードを麦わらの一味で作ったとか。しかも終始ギャグやコメディにしようとしたスタッフの意思を聞かずに独断で最後はダークな展開にしたとか。
ふざけないでほしい。ワンピースはチームワークのお話でもある。それを自分が体験した辛いことを押し付けないでほしい。そういうのは自分のオリジナルの映画でやっておいて。
どうせ、麦わらの一味という仲良しが内部崩壊したら見てる人たちもドキドキハラハラするだろうと浅はかな考えだったと思うが、長年のファンからしたらキャラ変されたキャラや暴走するオリキャラを見ていると不快以外の何物でもない。
オマツリ男爵というキャラが立って強くて面白い戦い方をするボスキャラもいるのに。ムチゴロウなんか最高だった。前半は面白いのに後半が後味悪いのが作り方と方向性を大きく変えたという話を聞いてなんとなく納得した。
もっと現実でもチームというものが何なのかというものを学んでから原作がある作品の監督を引き受けるべきだった。
デジモンアドベンチャーぼくらのウォーゲームは良作だっただけに本当に残念な作品。
好きな作品
「映画を見たら、もれなく笑いがついてくる」と銘打たれた本作。
いつもの強いルフィ海賊団が悪者としか言いようがない悪者をこてんパンに倒すワンピースに違いないと多くのちびっこの期待の例に漏れず、当時そう思った。
しかし、見れば見るほどその「もれなく笑いがついてくる」の悲しさが押し寄せて来て、これはいつものエンタメのワンピースじゃないぞ、なんかすごい映画なんじゃないかと当時2回見た。
賛否両論は真っ二つに分かれている。
こんなのワンピースじゃない!
うわー好き。
僕は特別好きだった。当時は細田守なんて知りもしなかったが、デジモンぼくらのウォーゲームもみて、こういうの好きだなーと思ったものである。
賛否両論あるくらいが映画は面白い。
まあ1200円ぶんは充分(但しVOD鑑賞)
普通に時間分眺めるに足るミステリー調アニメ映画、楽しめましたよ。そこそこの鑑賞感の映画を値段で表現するのは私の下品な癖ですが、ワタシ的には小人・学割や値引きの日の鑑賞料であればちょうど良い感じの小良作でした。アニメ界に詳しくないので、名監督加算する感覚がなく恐縮です。
鑑賞中の印象では、たしかに中盤〜終盤までネガティヴ・オーラが物語全体を覆っているので、イライラするというか、合点が行かないまま見るからに勝てなそうな展開がダラダラ進むのでフラストレーションを感じました。
しかし上映1.5時間で、本来大バカ陽気で暑苦しい(スミマセン、ワンピファンではないので少々辛辣ご容赦)ワンピースに“ダークファンタジーな問いかけと答え”を正直無理やり入れ込んだので仕方ないように思います。じゃあそれを“王道アニメ”のワンピースのフォーマットに入れるなよという話になり、コアなファン層には納得がいかないのかも知れません。絵も違うし。
ただ私(の世代?)の場合、キャラ設定も絵もストーリーも全然変わるのは幼少期からの「ルパン三世」、青年になってからはGITS等でも散々経験させられているので、見ているうちにアジャストできます。幼少と言えば、他批評で本作は「小さい子はトラウマになる内容」という声が多いようですが、我が幼少期などは今ほど見る映画の選択肢や事前情報が乏しいまま「エクソシスト」「オーメン」「サスペリア」「キャリー」更に「ファンタズム」等も観てギャー!ウヮ〜!とか叫んでました。当時はトラウマなどという概念自体、世間に無かったような… この映画くらいで“心的外傷”なんて負います?
ちょっと思い立ってアニメのワンピースを決め鑑賞し始め、現在200話くらい、THE MOVIEもこの2005年作品まできました(漫画原作は長年摘み読みのみ)。
正直ちょっと飽きてきたなか本作で、
“南国の絶海を行く”ということは
絶え間なく立つ大洋の波
リゾートも深緑のジャングルもある南国の島
不意の死と底知れぬ呪い
があるものだと再認識させてもらった(従来作ではその辺がマンネリと一味超つよ補正でほぼ無意味化)上で「呪いのかかった島に引き込まれアイデンティティを失いかけた麦わら一味」が見られた思いで新鮮でした。
面白かったけどやや納得いかない
子供はトラウマでしょうが、
ワンピにダークや不気味さがこれだけ詰まった演出は逆に新鮮で楽しめた。
本作が異作といわれるのは、ルフィが完全に一人になる点でしょうか...
ロビンやサンジが一味を去った時、彼は本音を聞くため奮起します。
エースが死んだとき、彼はまだ一味の仲間がいると元気を取り戻します。
しかし、本作では彼以外の仲間が死んだことが告げられルフィ完全に一人孤独となります。
その時、ルフィがどう行動するのかそれが本作の主軸でもあるのかと思えます。
本作でやりたかったことは興味が惹かれますし見てみたい気持ちがあるのですが
本作ではそのアンサーが”新しい仲間を創っていいんだよ”となっているのがかなり違和感
まぁ、6人の仲間が一瞬で全滅という異常事態でその結論はありかなぁと思いますが
繋がりがテーマなワンピースでわざわざやる意味というか違和感が抜き出てしまうかなぁ....
とはいえ、話のテンポなどは細田守監督の良さが存分に出ていますしお勧めできます
細田守監督の画風がとても好き
ワンピースと細田監督とどちらにも引きずられずいい作品だった
ただ少し怖かった
当時観ていたらトラウマ物だった
キャラクター設定や初めのゾロとサンジの絡みが多くて好きだった
ワンピースにしてワンピースにあらず
前半の会話や音、アクション、どれもテンポが良くとても見やすい。さらにCGの使い方や作画が素晴らしいので楽しい世界に引き込まれます。
そこからのどん底シリアス。前半の明るいシーンから後半の暗いシーンに向かうグラデーションが秀逸。
ただ少しキャラクターの感情に無理が感じられます。というより普段のワンピースと若干性格が違います。そもそも「麦わら海賊団が仲間割れする」というのが無理があるのかもしれません。
しかし、それを除いても良作。自分の仲間を守るために人の仲間が犠牲になる。実はルフィも男爵も変わらないんじゃないかな、と思いました。
生贄は道徳的に…って思うかもしれないけど、海賊ですし。両方。
大人向けONE PIECE
ONE PIECEの映画は一通り全部観てるのですが、気になって最近また見直した作品。
異色の作品と言われてるだけあって、作画もお話も他のものとは一線を画するものになっています。
監督が時をかける少女やサマーウォーズの細田さんだと知って点と点が繋がったように納得。
とっても「らしい」演出で良かったです。
序盤はタイトルから想像できるようないつも通りの楽しい一味。
まずいつもと違った衣装(着替えた後も)がいい!
そして男爵の思惑通りだんだんと仲間割れしていく一味。
いくらキレててもそれはしないんじゃない?って行動が多かったので
(サンジがご飯を食べさせない、ナミの過去を知ってるウソップが「裏切りはお前の十八番」など)
そこはひっかかりました。
男爵が心を操るのがうまいといってもあの描写だけじゃ簡単に揺らぎすぎな気がします。
そういう能力者、みたいな設定があった方が納得できたかも。
そしてこの話のメインは4人の船長が仲間を失った時、失いそうな時、守りたい時それぞれどう動くか、というもの。
一つの船で苦楽を共にしてきた仲間は何よりも大切なもの。
仲間への愛ゆえに奪う、耐える、戦うなどいろんな選択肢があって
自分ならどうするだろう、みたいなことを考えながら観ていました。
大大大好きなONE PIECEですが
私はONE PIECEの仲間以外(というかモブ)の死を規模やスケールを表すために軽視しがちなところがちょっと苦手なのですが、
アラバスタでもエニエスロビーでもインペルダウンでもたくさんの犠牲があったはずで、
その上にルフィがいるのに(しかもエニエスとインペルは首謀者)どこが死なない漫画なんだと思ってましたw
博愛なルフィが見たいわけじゃなくて、ONE PIECEは善悪や固定概念について考えさせられる話なので、
仲間の為ならなんでもあり、他はどうでもいい、という時だけ「俺達は海賊だからな」は違う気がするのです。
例えば海賊なのになんで略奪しないの?という疑問そのものがもう固定概念に囚われてて、
海賊の定義もイメージも人が考え植え付けたもの。
海賊だから「悪」なんじゃなくて悪いことをするから「悪」。
ルフィは善も悪もなく自由を求めて海賊の道を選んだのにそういうときだけあんたが言葉通り(ONE PIECEでいうところの政府(正義)にとっての悪)の「海賊」を使ってどうする!と思うのです。
ルフィにとっては目的さえ果たせればそういうまどろっこしいこと(善とか悪とか、政府に都合の悪い事実を歪曲されることとか、世間の目とか)はどうでもいいことだと思うのでルフィというより尾田さんへの疑問ですねw
ルフィはどんな憎たらしい敵も今まであやめてない(それがルフィにとって重要じゃないからそこは全然いいのですが)にも関わらず、同じように大事な仲間や家族はいるモブは簡単に死んでしまう。
敵も味方もメインは無事でそこには触れないと「仲間のため」という言葉に重みや説得力がちょっと欠けてしまってる気がするのです。
かなり長々と横道にそれてしまいましたがw、仲間のために色んなものを犠牲にするのは果たして「仲間のため」なのか「自分のため」なのか。
男爵もルフィも「どっちも」だと思います。
意味合いや賭けるものが違うだけで。
上で長々と語りましたが自分がルフィの立場になったら結局他は目に入らないのかもしれません。
ただ男爵のような選択はただただ悲しいだけですよね。
本当に大人向けの作品だと思います。
ONE PIECEに今までなかった「グロ」の刺激は子供は泣くレベルw
でも最後のニッて笑うルフィを見るといつも以上に本当に安心感でいっぱいになって癒されます。
全10件を表示