「オタクを見下してる。」電車男 三遊亭大ピンチさんの映画レビュー(感想・評価)
オタクを見下してる。
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「電車男」見ました。
今更ながらですが。
山田孝之と中谷美紀の絡みはおもしろくもなんともないし、実際電車男のような方々がどんな人種かも分からないので、ただただ自信なさげでオーバーともとれるナヨナヨ演技が理解不能。あんな男には出会ったことがないから衝撃でした。全体的に上手くないなぁ〜って所がおおいんだけど、佐々木蔵之介と木村多江が実は夫婦だったのをバラすタイミングが悪いのか、全くサプライズ感がないのがもったいない。他の掲示板の住人も電車男に感化されて一歩を踏み出すけど、それも全部が全部あっさり片付けすぎ。もうちょい最後の方まで取っておいた方が話として、みんな良かったねとスッキリ終わるでしょ。
あとはオタクをバカにしたような感じ。中盤でオタクが3人並んで紅茶屋さんで紅茶を飲んでいて、たまたま居合わせた佐々木蔵之介と目が合うシーン。あんなくだらない演出をする意味が分からない。絶対不要。
掲示板での大多数の人とのやり取りは見応えがある。軽口の応酬はもちろん、いろんな意見が飛び交うし、なんと言っても人種が豊富。2015年に見るには大物すぎる瑛太や佐々木蔵之介、国仲涼子に木村多江。当時はどのくらいの感じだったのか知りたい。
そして、この映画の伝えたかった事とは、人は見た目であるという下品な思想。下世話ながら下品。そして全てのオタクを肯定してるように見えて、実は作り手がオタクを1番バカにしてる。
全然アガらないし楽しくないし、意味が分からない映画です。
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