劇場公開日 2005年7月9日

「筋トレ映画」フライ,ダディ,フライ オレさんの映画レビュー(感想・評価)

3.0筋トレ映画

2016年7月10日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

娘に暴行を働いた現役高校ボクシングチャンピオンに復讐するために在日朝鮮人の高校生に格闘術を伝授してもらう中年オヤジのファイトムービー。

まず冒頭の邦画史上トップクラスの鬱シーンに心が折れる。最愛の嫁と娘のために懸命に働くフツーの中年のリーマンが一夜にして須藤元気演じる現役高校生ボクサー石原にドン底に突き落とされる過程を描いた白黒の映像がかれこれ10分。
ツラ過ぎる。。なんで白黒なんだ。。勘弁してくれ。。平沢怖すぎんだろ。。笑

堤真一演じる鈴木に武術と勇気と10代とは思えないほどの精神論を叩き込むは在日朝鮮人、朴舜臣こと岡田准一。
知ってたことだけど岡田准一マジかっこいいちゃんとアクションもできる人だからなおさらかっこいい笑。
そんで萱野ら友人4人組がめちゃくちゃいいヤツら。中盤クズだけどその後のフォローで余りある良キャラに。

この映画を見るととにかく筋トレなりなんなり体を動かしたくなる。段々とメニューをこなせるようになったり、vsバスとのデッドヒートに盛り上がったりとコテコテだけど熱くなれる演出が多々。それを頑張るのがオッサンってのがとても良い笑。
そしてバスの中のメンツが濃すぎる笑。三谷映画常連の浅野さんがまたクセの強い役をやってて面白い笑。

この映画の2年後くらいにこの師弟関係が逆になり、SPが始まったわけである。そういうことも考えるとまた面白いなぁとも思う。

オレ