さよならみどりちゃんのレビュー・感想・評価
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感想
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無関心のようで、どこか渇いていて相手から満たされるものを求めている。
でも自分から得ることはできず、相手の要求を全て受け入れるという対処法で満足しよとうしている。
誰でもよかったはずだが次第にそうではない自身に気づいていく。自分の想いに向き合ってこずに何となく過ごしてきていただけに、そのように避けがたい場面に直面すると、わけも分からず苦しい。
男もそうだ。得たいはずのものがあるのに、無くしてしまうことへの不安が先立ち、直前で相手を試したり自分を誤魔化す態度をとったり。
不安を紛らわすために不特定との繋がって安心している自分を確認し、そして父親の生き方を重ねて自身の行動を正当化しようとしている。
常に心の真ん中にあることを意識しながら避けて紛らわすことが染み付いた生活。
そんな2人が出会うことで、まるで鏡合せのように互を写しあってしまう。認めたくない、でも認めて前に進みたい。
分かっているけど、どうしようもない。
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