スクラップ・ヘブンのレビュー・感想・評価
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薄っぺらい正義感に駆られた若者の末路。
栗山千明さん目当てで観た。
テンポも演出もよい。役者も豪華。
後半やや失速するが映画としては面白い。
若者の薄っぺらい正義感がよく描けていると思う。
あまり派手な宣伝もなかったために映画を知らない人も多いのが残念。
流浪の月を観るための予習‼️❓として観た
民放深夜の映画
世の中には想像力を。
なぜ
ネガティブなベクトルの想像力
青春ストーリーと言うにはちょっと暗すぎる
人の痛みに対する想像力が足りな過ぎる…
たまたま夜中にTVで放送してて観ることができたのですが、
日本映画にありがちな聞き取りづらいトーンの台詞が所々にあって
直後に大音量のシーンがあったりと、深夜だけに音量調節に困りました…(泣)
この作品はDVDでじっくり観るのをお勧めします。
と、余談はさておき・・・
本編の感想はというと、期待通りの大満足。
オダギリジョー、加瀬 亮、栗山千秋、柄本 明と、好きな役者さんが何人も出ていて
前から観たかった作品だったので偶然TVで観られたのはとてもラッキーでした。
ちょうど同じ日のゴールデンで某大ヒット作品を放送していて
自分的には少々ゲンナリさせられていたので、それも手伝っての好印象です。
色々な形で社会から疎外感を感じる3人の若者。
1つの事件を接点に、偶然の再会から物語が進展し始めます。
トイレの落書きを使った復讐代行…
依頼者がいてターゲットがいる。初めは軽いノリで行われていた行為。
世間への苛立ちを束の間解消する格好の手段となっていました。
それがいつしか自らの不満の対象へと繋がり始め、深みにハマっていく…
「全てを消したい…」
3者3様にそれぞれが見つけた答え。向かう先は…
昨日から今日にかけて偶然続けてみることになった邦画3本。
それぞれ立ち位置が全く異なった作品でとても印象的です。
・事実を記録して多くの人に伝える手段
・社会へのメッセージを訴える媒体
・売れる題材を拾ってきて収益を得るツール
好き嫌いや良い悪いは抜きにして、これが映画なんだとも思います。
作り手側がどこまで意図しているかは分かりませんが、端々までの役者さんの演技や
作品の細かなディテールにその辺は出るんだなーと実感しました。
熱く作ってる作品は末端までしっかり熱いんです。そしてその逆もまた…
思いもよらず好対照な作品に出会えたことに感謝です。
※他サイトより転載(投稿日:2008/02/02)
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