「三流の万年筆」ALWAYS 三丁目の夕日 盲田里亭さんの映画レビュー(感想・評価)
三流の万年筆
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戦後まもない頃。みんな貧乏で、助け合ったりしていた。そんな時代の話。
上京してきて、車の会社と聞いてきたが町工場に来たことが納得いかない六子や、母に捨てられて「縁もゆかりも無い」男の家に居候する淳之介くん。
子供の顔を見たくない親なんて居ない。「捨てられた」子供たちと人情溢れる大人達という構図でみていたが、六子は母が毎月毎月手紙を送っていて、淳之介は実の父である小日向文世が演じる金持ちの男が探していた。
しかし、淳之介からすると、彼の父はやはり龍之介だ。
金持ちの息子になれる、そんなものは必要無いのだ。
一流の思い入れのない万年筆を使うよりも、三流の貧乏文士が頑張って買ってくれた万年筆の方が良い。
心温まる作品だった。また見たい。
鈴木オートの社長はなんだかんだいって茶川の事を良く思ってるし、みんなお互いに思いやっている。いい映画だった。
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