Last Quarter 下弦の月のレビュー・感想・評価
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それは、19年に一度訪れる下弦の月から始まった…
ヒロインが謎の男に導かれ事故に遭うところから始まります。
恋人は一刻も早く彼女を助けようと翻弄されるが19年前に起きたある悲劇の事故で生まれ変わりなのではと知るが…
HYDEが歌う主題歌がこの悲劇の事故とマッチングしてたのが共感でかわいそうだと思いました。
栗山千明は映画での生存率が低いらしい。『バトルロワイアル』では登場から55分で死亡。
『キル・ビル』では登場から22分で死亡。『死国』では最初から死んでいる・・・不覚にも、この映画でもどうなることかとハラハラしてしまった(笑)
しかし、脚本が恐ろしいくらいにつまらないものになってますね。19年に1週間だけ同じ形になる月という素晴らしいテーマが生かしきれてないからだ。そして重要な音楽が・・・幻想的にリバーブかけてごまかしてあるが、単純なコードと単純なメロディ。「この曲を弾くためにピアノを習った』というふざけた台詞に吹きだしそうになってしまった。ジョー・サンプルの曲をドビュッシー風に味付けして、単純にしてしまったという感じだろうか。
一番問題なのは、さやかというもう一人の女性が美月と融合してしまっていることなのでしょう。霊の存在を信じない者にとっては、幽体離脱プラス19年前の霊という派手な設定にはついていけず、見えてないはずの三浦君にエールを送りたくなった。
マイナスだらけの評価になってしまったが、栗山千明の魅力や及第点の演技力(HYDE除く)、「自殺はよくない」という主張、最近あったばかりの月食(微妙に日はずれている)、わざとらしいけど指輪の伏線等、真面目に取り組んでいたことが評価できます。
峰って、まだあるの?おっさんくさいタバコだけど・・・
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