天国の本屋 恋火のレビュー・感想・評価
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泣いた赤鬼
竹内結子は、死んだ人間の役や、死んだ人と仲良くなる役が良く似合う。そして、今回は豪華なことに死んだ人間と生きている人間の一人二役である。香里奈は『深呼吸の必要』ではいい演技だったが、今回はイマイチ。玉山の演技もイマイチだった。しかし竹内が香川照之の自宅で死んだ叔母の振りをして説得しようとするシーンは、長回しにもかかわらず二人ともいい演技で見ごたえがある。全体的には、二つのエピソードを繋ぎ合わせたためか、詰め込みすぎ感があり、辻褄の合わない場面もあったことが残念だ。どうせなら、「泣いた赤鬼」をもっと聞きたかった(笑)
音楽で言えば、冒頭の五重奏の音楽はピアノのリズムが狂いすぎでわざとらしさが目立ちます。作曲する場面においても、和声学や対位法を無視しすぎていると感じた。もっと理論的にアプローチしてほしい。だけど、ユーミンの曲には何故か感動します。音響効果や松任谷正隆の音楽が素晴らしいし、花火も綺麗だ。花火大会へ行く予定のない人は必見の映画かもしれない・・・
再会
100才を待たずに亡くなった者は、残りの人生を天国で過ごすと言う考え方に夢を感じます。
子供の頃に憧れていた女性と天国で再会し、力を合わせて未完成だった組曲を完成させる。
交通事故で亡くなった弟との再会シーンで、ホロリとしてしまいました。
現生では花火会場の海岸で、憧れの女性と瓜二つの姪と知り合うと言うロマンチックな作品でした。
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