劇場公開日 2004年3月13日

「人生のパートナー」クイール 中野祐治さんの映画レビュー(感想・評価)

4.0人生のパートナー

2024年8月3日
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鑑賞方法:TV地上波

泣ける

盲導犬にふさわしい素質を見出されたラブラドール・レトリバー。穏やかな性格の彼はクイールと名付けられ、訓練士の手によって優れた盲導犬へと成長していきます。やがてクイールは、頑固だけれども優しい心を持ったパートナーと信頼を築き上げていきます。
ベストセラーのノンフィクション「盲導犬クイールの一生」を基にした映画です。
幼いラブラドール・レトリバーが盲導犬として、多くの人々の愛情に支えられながら充実した日々を過ごす姿が細やかに描かれています。おっとりとしてマイペースながらも、人の感情を鋭く察知するクイール。その可愛らしくも頼もしい行動や温かさは、言葉では表しきれないほど感動的です。

盲導犬としての役割を果たすクイールの姿から、人と動物が共生することの意義を学ぶことができました。クイールは単なる盲導犬ではなく、かけがえのないパートナーであり、その存在が人々の生活を豊かにしていることがわかります。

動物でも人間でも、かけがえのないパートナーと共に人生を歩むことができれば、自分の人生も豊かになれると信じています。
共感の重要性を感じて、他者の感情を理解し、思いやりを持つことの大切さを学べました。

中野祐治