「エネルギー政策とは・・・」東京原発 C・ゲバラさんの映画レビュー(感想・評価)
エネルギー政策とは・・・
エネルギー政策とは何かを考えさせられる映画。
原発は安全だということを軸に話が展開されていくわけだが、その中で我々が疑問に感じることを演者が問いかけて「当時として解っていること」を淡々と答えていく。
この映画は作者から、何も考えていない有権者への警告でもある。
この作品は全編とまでは言わないが中学校や高校で課外授業として流して子供達に考えさせるきっかけをつくるのに向いているような気がした。
また、実力派俳優ばかりが出ていて単純に面白かった。
最後に福井の高速増殖炉「もんじゅ」は大失敗に終わり、この映画で語られているエネルギー政策の根幹が揺らいでいる。
使用済み燃料については未だに解決しておらず、最終処理場(単なる保管場所)すら決まっていない。
考えることを後世の人間に丸投げしてエネルギーを消費している事こそ、日本の財務の黒字化よりも深刻で先に解決しないといけないのではないかと思った。
コメントする