映画 クレヨンしんちゃん 雲黒斎の野望のレビュー・感想・評価
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静と動 間の取り方が最高
アクションシーンやセリフのタイミング
ギャグのタイミングまでも完璧と言える
絶妙な間が最初から最後まで続く
子供向けと思わせて大人に向けて一品
大人になって観るとひっくり返る
幼い頃にこの作品を見たときは、とりあえず怖い・不気味・異質な感じで最後まで見てもいなかったんですよね。
ヘンダーランドすら怖いと言って最後まで見ることができず、ブリブリ王国の秘宝を好んで見ていたような子供でした。
大人になってから改めて見てみると…
約30年前の作品なのにかなり時代を先取りしたキャラであろう吹雪丸に驚き、本格的な殺陣に馬に乗って無双するシーンにと胸が踊ります。
幼稚園児くらいの子供が見るものではないな、とも笑
なんせカスタネットで囲まれるシーンでもう不気味だし、敵キャラとのバトルシーンでは今見てもホラーな感じの所もあるし、小学生の子供たちと一緒に見ましたがやはり怖いとのことで若干引いてました。
近年はもうあまり見る事の無くなったリアルな大人としての野原夫婦の嫉妬なんかも出てくるし、大分毛色が違います。
ただ大人しんちゃんには爆笑でしたね。
終盤の展開は中々ぶっとんでて前衛的というか、頭が追いつかなくなりそうですが
それを含めて唯一無二の作品になっていると思います。
この作品にそろそろ時代が追いついてもっと評価それる日が来るんじゃないかなと思ったり。
オトナ帝国や戦国ばかりが取り沙汰されがちですが、初期しんちゃん映画のダークな部分も私は好きです。
後半の雰囲気がだいぶ違うので、少し違和感がありますが、観て損はない...
後半の雰囲気がだいぶ違うので、少し違和感がありますが、観て損はないでしょう。
特に序盤から中盤にかけてのストーリーは目に見張る物がありますね。
クレしん映画のヒロインは毎作カワイイので、それも期待通りでした。
タイトルもよく思いつくなと関心です。
TV版では見られない壮大なストーリーもしんちゃんのお決まりのギャグ...
TV版では見られない壮大なストーリーもしんちゃんのお決まりのギャグで物語はあいかわらず面白い。
ただ、最後は無理やりしんちゃんを主人公に仕立てたような展開。
終わったと思ったらエピローグっぽい話が続きちょっと得した気分。
宇宙に行ったり過去に行ったりと映画版はいろいろ楽しませてくれるのがいい。25年以上も前の作品なのにそのころからしんちゃんのギャグは今も変わってないなあ。ある意味、期待を裏切ってないなあ。
吹雪丸には最後まで活躍して欲しかった
劇場版クレヨンしんちゃん第3作目。
野原一家が戦国時代にタイムスリップして、過去改変をしようと目論む未来人と戦う。
映画には緊張感はあまり無い。
途中にギャグを挟みながら、サクサク進んでいく。
敵との戦闘は楽しめなかった。
しんちゃんはお助けスーツの力を使い、吹雪丸をフォロー。そして吹雪丸が敵を倒す。敵との戦闘はほとんどこの流れなので、単調に感じた。
ラストの戦闘は格闘ゲームのようだった。
タイムスリップと格闘ゲーム。
1つの映画に収めるには要素が多すぎる気がした。
最後の戦闘だからこそ、吹雪丸と協力して敵を倒すのが見たかった。
野原一家がピンチになって、吹雪丸が助けに来る。そんな展開だったら良かったのに。
良いと思ったところもいくつかある。
その1つがひろしとみさえが玉にされた後のシーンだ。
しんちゃんは玉にされたひろしとみさえをぶつけ合って遊ぶのだ。
しんちゃんらしいと思った。
野心作
ハードSFに黒澤時代劇を乗せて尚もタイムボカン的娯楽に踏み留まる野心作。
ニンジャバットマンの原典は寧ろこっちか。
ジャパニメーション騒ぎ前夜のアニメ表現の気迫と芳醇を見る。
それとやはりこのタイトルは面白い。
お下劣アニメの皮を被った本格SFバトル
殺陣、ロボット特撮、タイムパラドックスと、子供向けアニメに無縁(実は結構あるが)の要素満載で、そのレベルがえげつない。
どんなシーンでもカメラワークがこれ以上ないだろうというくらい良質。
お下劣アニメの皮を被った本格SFバトル!
ストーリーの完成度の高い一本!!
2017年の作品から遡って観ていますが、シリーズの中でも映画らしいストーリーで完成度の高い一本だと思います。他のどの作品よりも、シロの使い方が上手いです。「嵐を呼ぶ アッパレ!戦国大合戦」(2002)が有名ですが、やはり戦国時代へのタイムスリップとの相性は良く、本作のゲストキャラ・吹雪丸の戦いが熱いです。敵の配下が割りと個性的です。雲黒斎は仮名で、すぐ正体を現してしまうし、本人は和風への拘りはなく、雲黒斎を名乗ってすらいないので、タイトルにする程のインパクトが無かったです。本郷みつる監督は得意のファンタジー描写以外は冴えないのか、黒幕の容姿とキャラ、タイムマシンのメカデザイン等がもっと格好良ければ、より楽しかったです。ゲストキャラとの切ない別れはなく、「嵐を呼ぶ夕陽のカスカベボーイズ」(2004)等のような余韻がないのも少し物足りないです。
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