映画ドラえもん のび太の恐竜のレビュー・感想・評価
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ジェラシックパークが1990年だから、その10年も以前に作られたストーリー
白人資本による密漁業者に敢然と抵抗するのび太達の姿を描いたストーリー。
ワシントン条約でこう言った業者が取り締まられるのが1989年からだから、その9年も前。ジェラシックパークが1990年だから、その10年も以前に作られたストーリーになる。そう言ったストーリーテラーの伝統が続けば、日本のアニメも世界に誇れたと思うのだが、それが解らぬままに、日本のアニメが段々とハリウッドに毒されていくと言った所だろう。
この密漁業者の考え方は、ヘミングウェイの『老人と海』とか『キリマンジャロの雪』とか『武器をさらば』等の男の勇気とか冒険とかの悪いパターンだと思っても過言ではない。ヘミングウェイ氏を完全に否定はしたくないが、やはり、白人の男性の目線は残っていると思う。つまり、古い考え。
山崎豊子先生の『沈まぬ太陽』と言う作品に労働組合の委員長がアフリカのサファリでハンターする場面があるが、僕はこの作品好きだっただけに、画竜点睛をかくと思えた。このハンターと言う考えは、残念ながら、古い考え方なのである。さて、
だから、このアニメの方が、『静香』や『のび太』の様な、女性的なキャラクターの『優しさ』が『横暴な力だけによる支配』から社会を救っている。その点を物凄く評価する。僕は大学生の時、封切りで見たと記憶する。しかし、ジョン・レノンが暗殺されて、その記憶が飛んでいたようだ。
君の幸せを願って
"ドラえもん(映画)" シリーズ第1作。
Amazon Prime Videoで鑑賞。
原作は既読です。
現在も続く劇場版の原点であり、永遠の名作!
しずかちゃんがのび太を「のび太くん」と呼んでいようが、恐竜の描写が今とは異なっていようが、そんなの関係無い…
本作で描かれていることは、決して失ってはならない人間としての心の在り方だし、不滅のテーマだなと思いました。
[余談]
「モスラ対ゴジラ(1980編集版)」が同時上映だったのは有名な話。当時来日していたスティーブン・スピルバーグ監督がモスゴジ目当てで映画館に来たところ本作を観て感動し、後に「E.T.」の構想の元となったとかならなかったとか…
ドラえもん映画の傑作だろう
原作を何回も読み耽った後に、当時の劇場で「モスラ対ゴジラ」と併映されていたのを見た。
子どもらしい優しさと夢をドラえもんの道具で叶えていく様は素晴らしかった。
ピー助の可愛らしさも、それ故の別れも。
初めて、ドラえもんの道具で瞬間的な解決をみない状態(短編じゃないから)をのび太と仲間達が乗りきっていく様には心踊る気分になったものだ。
でも、見た目が古いからイマイチじゃないと思う。
映像がきれいだから、面白い?って訳じゃないのは皆知っているはずだから。
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