「繊細だが普通の若者の青春の一コマ。それがいい。」海がきこえる ITOYAさんの映画レビュー(感想・評価)
繊細だが普通の若者の青春の一コマ。それがいい。
1993年日本テレビ系でテレビ放送されたスタジオジブリ制作のスペシャルアニメがリバイバル上映。
望月智充監督ら“スタジオジブリ若手制作集団”とスタッフによる作品。
土佐・高知を舞台に男女高校生が辿る青春の軌跡。
等身大の青春、若さ、静かな情熱、当時の空気感や普段着の若者ファッションなどが詰まってます。
作り込み過ぎない自然なデザイン、動画、モノクロ・コピーに着色したような背景なども新鮮。
これだけ身近でリアルな作品は、当時本当に画期的でした。
本作もジブリあるあるで、本編よりもエンディングに映る絵が微笑ましくて温かい。
余談ですが、1995年12月25日には、テレビ朝日系列でクリスマスドラマスペシャルとして本原作の続編『海がきこえるII〜アイがあるから〜』の実写ドラマが放映。
当時の第20回ホリプロタレントスカウトキャラバンで「コンテスト兼ドラマヒロインの選考」として、里伽子役が公募され、43723人からえらばれた佐藤仁美!がグランプリ、本作でデビュー!
テレビドラマ初主演となる武田真治が杜崎拓役で出演してましたとさ。(ドラマの話は全く知らなかった。)
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