「里伽子に試されている…!」海がきこえる ゆめさんの映画レビュー(感想・評価)
里伽子に試されている…!
スタジオジブリ作品、だいたい観てきてるんだけど、本作は30代になって令和の世で初めて鑑賞。
登場する街並み、登場人物たちの衣装やヘアスタイル、キャラデザ、そしてストーリーに香るトレンディな空気、「この作品(原作?)の製作当時の空気が切り取られてる!」という感動とノスタルジーがまず印象的だった。
あと高知の風景や登場人物の高知弁がまた独自の空気になっててそれも良かった。
ストーリーの面で言いたいことは、割とあるんだけど、一言で言うなら個人的にはまあ里伽子が好きになれなかった。笑
杜崎くんを振り回し続け、杜崎と松野の友情関係(この二人の関係が良いものだからなおさら腹正しいのだ)に波風を立たせ、「なんなんだこの女は」と思って最初から最後まで観ていた。
里伽子に魅力を感じられるかどうかが本作を好きになれるかどうかに直結している気もする…。
わがままだったり奔放な女の子に振り回される男子という構図は鉄板ではあるんだけど、本作も含め個人的にはあまり刺さるケースが少ないんだよなあ。
でも観終わったあとは不思議と爽やかな気持ちになれる作品。
コメントする