蕨野行のレビュー・感想・評価
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洗うことはもしや 心ほぐすことでありつろうか
ぬいよい。おばばよい。という嫁姑のやわらかく優しい心の声での掛け合いではじまる物語なのだけれど、棄老伝説が題材の悲しい話。美しい映像に輪廻転生もはいってファンタジーぽい終わり方なので悲惨さはない。 村の掟で60歳になると里を出て「蕨野」に住まなければならない。貧しい村の口減らし。食糧をもらいに里にくるが、その際に「名を捨てること/物言わぬこと」などの決まりがある。 蕨野行になったレン(おばば。市原悦子)馬吉(石橋レンジ)をはじめとする9人の最後までを描いた作品。名作。
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