「破滅への珍道中」ナイン・ソウルズ 万年 東一さんの映画レビュー(感想・評価)
破滅への珍道中
長編三作目にして豊田組オールスターキャストが集まった本作に重鎮、原田芳雄が参上!!
松田龍平と同じスクリーンに、優作との関係性を思うと感慨深い二人の初共演であり、豊田利晃だからこそ実現出来たであろう快挙!!
九人の主要登場人物それぞれを疎かにしない演出描写、極端に少ない台詞でのやり取りなど、全体的にシンプルな物語が飽きさせない。
渋川清彦、鬼丸、ジュニアの死に様が痛々しくて、地味な描写ではあるが壮絶にリアル。
基本的に極悪非道で同情の余地も無い連中だが、それぞれに好感が持てるキャラクター性が抜群に活かされている。
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