「THA・平成の映画」青の炎 sqyqkq1225さんの映画レビュー(感想・評価)
THA・平成の映画
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という感じ。
初めて見たのは小学生の頃。
見た理由は嵐もあややも大好きだったから。
あの頃は内容はよく分からなかったが、義父を殺すときのドキドキや何度言えない切なさを感じていたのは覚えている。
蜷川さんの世界観に二宮君の演技力が合わさって、大人に近いけど大人でない年齢の危うさというか、儚さというか、触れたら壊れそうなヒビが入った薄い薄いガラスのようなそんな世界が作られているように感じた。
今の時代とはまた違った時代。
平成は社会問題に焦点を当てた作品が多いように思う。
綺麗事では済まない、ハッピーエンドで終わらない作品。
その分後味は悪いが、印象に残る。
大人になった今、あの頃に戻ったような感覚になる映画。
もし自分の子どもが大人に近いけど大人じゃない、そんな年代になったときこそ、触れると壊れてしまいそうな心を優しく包んであげられる親になりたいと思う。
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