「リアルだ。」刑務所の中 DOING TIME 元囚人さんの映画レビュー(感想・評価)
リアルだ。
ある方がレビューされているように、この作品の中に出てくる「場面」「物」「風景」はとてもよく描かれていると思います。
漫画家さんである花輪さんは「塀の中」を記憶し、出所したのちすぐに作品を書き上げたのではないでしょうか。
しかも非常に「コミカル」に。
これはもし被害者が鑑賞したら憤りを感じるかもしれません。
こんなに楽しい世界で生活しているのかと。。
この映画を否定するわけではないのですが、花輪さんがあえて描写しなかった「塀の中」は例えばこんなことでしょうか。
室内なのに凍傷、陰湿ないじめ、殴る蹴るの喧嘩、トイレに行かせてくれなくて〇〇〇〇、病気なのに病院に〇〇〇〇もらえないこと、反社会組織の方々と同じ部屋での生活。
この作品はあえてコミカルに描かれています。
塀の中に入ったことのない人が観た場合には「楽しそう」と思われるかもしれませんが、元受刑者の私が観た場合は「二度と入りたくない」と涙するくらいです。
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